部下の異変に気づけなかった経験から学んだ、管理職が見るべき3つのサイン

先日、チームメンバーとのコミュニケーションで大きな行き違いがありました。

最終的にはお互いに話し合い、今では通常通り仕事をしています。

ただ、この出来事を振り返ってみると、

「もっと早く異変に気づくことができたのではないか?」

という反省が残りました。

今回はその経験から、管理職として意識したいと思った3つのサインについて整理します。

1.「予定」と「実際」のズレを見る

今回の出来事の発端は、ある業務のトラブルでした。

夕方には完了する予定だった業務で日中からエラーが発生していたものの、それに気づかないまま予定時刻を大きく過ぎてしまいました。

私はその業務を担当しているメンバーが残っていることには気づいていました。

しかし、別の仕事も持っていることを知っていたため、

「自分の仕事をしているのだろう」

と思い込み、特に確認しませんでした。

結果として、トラブルを知ったのはかなり時間が経ってからでした。

ここで学んだのは、

「予定と違う」ということ自体が、確認すべきサインになる

ということです。

「○時に終わる予定だったのに、まだ続いている」

「普段なら終わっている作業が終わっていない」

そんな小さなズレに気づいたら、

「何かあった?」

と一言確認する。

それだけで問題を早期発見できることがあります。

2.「いつもと違う」を見逃さない

仕事では、数字や進捗だけでなく、人の変化にもサインがあります。

例えば、

  • 普段より会話が少ない
  • いつもより余裕がなさそう
  • 相談の仕方が普段と違う
  • 表情や声のトーンが違う

こうした変化です。

もちろん、すべてに声をかければいいわけではありません。

しかし普段の状態を知っているからこそ、

「今日はいつもと違うな」

と気づくことができます。

今回の経験から、管理職に必要なのは問題が起きてから対応することだけではなく、普段からメンバーを知っておくことなのだと改めて感じました。

3.相談の「第一声」だけで判断しない

今回、私自身が特に反省したポイントです。

トラブルが大きくなった後、メンバーから突然ある依頼をされました。

私としては状況が分からなかったため、

「何が起きていて、私は何をすればいいのか」

を確認しようとしました。

しかし相手はすでに長時間トラブルに対応しており、かなり余裕を失っていました。

一方の私は事情を知らない。

この状態で会話を始めたことで、お互いの受け取り方にズレが生まれてしまいました。

後から話し合ってみると、

「冷たく対応されたように感じた」

と相手から教えてもらいました。

私自身にそのつもりはありませんでしたが、表情や態度からそう感じさせてしまったのだと思います。

だからこそ、

相手の第一声に反応する前に、「何があった?」と背景を確認する。

特に相手が普段と違う状態なら、一度受け止めてから状況を整理する。

今後は意識したいと思っています。

「もっと気にする」だけでは解決しない

ここまで振り返ると、

「もっとメンバーを気にかけよう」

という結論になりそうです。

ただ、それだけでは不十分だと思っています。

なぜなら、私がすべてのメンバーのすべての仕事を常に見ていることはできないからです。

今回も、そもそも業務上のエラーに早く気づける仕組みがあれば、問題がここまで大きくならなかった可能性があります。

例えば、

  • エラーが起きたら分かるようにする
  • 予定時刻を超えたら状況を確認する
  • 引き継ぐときに「異常時にどうするか」も共有する

といった仕組みです。

人への気配りだけに頼らず、異常を自然に発見できる仕組みを作る。

これも管理職の仕事なのだと思います。

自分の改善点と、相手の改善点を分ける

もう一つ、今回大切だと思ったことがあります。

トラブルの後、相手と改めて話す機会がありました。

お互いに「こう感じていた」「ここは良くなかった」と話し、それぞれ謝罪して終えることができました。

その中で感じたのが、

すべてを自分の責任にする必要も、すべてを相手の責任にする必要もない

ということです。

相手には相手の改善点があり、私には私の改善点があります。

大切なのは「どちらが悪かったか」を決めることより、

次に同じことが起きたとき、どうすればもっと良く対応できるか

を考えることだと思います。

まとめ:人を見ることと、仕組みを見ること

今回の経験から、私は次の3つを意識することにしました。

  1. 予定と実際のズレを見る
  2. 普段との違いを見る
  3. 相談の第一声だけで判断せず、背景を確認する

そしてもう一つ。

問題を「もっと気をつけよう」で終わらせず、

異常を早く発見できる仕組みを作れないか考える。

人を見ることと、仕組みを見ること。

この両方ができるチームを作っていきたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました